自分にあった中古住宅の探し方！探し方のコツや注意点を解説

中古住宅は、リーズナブルな物件が多く魅力的ですが、物件によって状態も異なるため、失敗しない探し方ができるか不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
不動産購入のために中古住宅を探す際には、買主の方に役立つ、基本の考え方や押さえておきたいコツがあります。
そこで今回は、中古住宅を購入する際の基本の探し方やコツをはじめ、探すときに気を付けたい注意点について解説します。

失敗しない中古住宅購入！知っておきたい探し方の基本を解説

はじめて中古住宅の購入を検討する場合は、どのような探し方で、自分にあった物件を見つければ良いのでしょうか。
まずは、中古住宅を検討するときの基本となる探し方から解説していきます。

こだわりを明確にする

中古住宅は、建物が建っていることが、物件を探すときにふまえておきたい大きな特徴です。
つまり、すでに建っている物件のなかから、自分や家族の希望にマッチする物件を見つけることが大切です。
そのための探し方の基本として、事前に、こだわりたいポイントを明確にするようにしましょう。
最初に要望を洗い出して整理するため、基本的には、家族で一緒に希望について話し合います。
漠然とイメージするのではなく、具体的に家族が求める中古住宅に要望を書き出し、リストアップしておくことがおすすです。
話し合いのなかで、立地や間取り、周辺環境など、さまざまな要望が出てきます。
次に、こだわりに優先順位をつけておくことも、探し方の基本です。
要望する項目が多くなるにつれ、条件に合致する中古住宅を見つけ出す難易度は、高くなると考えられます。
そのため、あらかじめ希望条件に優先順位をつけておくことが、効率よく判断しやすい探し方に役立ちます。

早めに不動産会社に相談する

ご自身だけで探すのではなく、不動産会社に探してもらうことも、中古住宅の基本の探し方です。
なぜなら、不動産会社は鮮度の高い情報を把握しており、相談をすることによって、内覧の申し込みもスムーズに進むからです。
また、物件を探すときに、不動産の専門家である不動産会社のサポートを受けられるため、早めに相談することも基本になります。
目安としては、新居となる中古住宅に入居したいと考える3か月以上前には、相談しておくことが理想的です。
そうすることにより、情報収集から物件探し、契約や住宅ローンの審査などの手続きも、焦らずに進めやすいでしょう。

効率良く中古住宅を検討する！3つの探し方のコツをご紹介

数ある中古住宅のなかから、希望にあった物件を見つけるためには、基本の探し方を押さえてうえで、効率よく進めるためのコツも知っておくことが重要です。
ここでは、不動産購入する方が知っておきたい、3つの探し方のコツをご紹介します。

コツ1：予算の上限を検討しておく

リーズナブルな傾向にある中古住宅ですが、探し方のコツとして、予算の上限はあらかじめ検討しておきたい要素です。
購入したい物件を先に決めてしまうと、予算オーバーになり、結果的に家計を圧迫してしまう可能性も考えられるためです。
上限を検討するコツは、手取り年収を基準に考えることであり、年間返済額の目安は「手取り年収の25％以内」とされています。
住宅ローンの返済は長期であるため、家族の生活費に無理が生じない金額を検討することが大切です。
たとえば、年収が500万円であれば、無理のない借入の目安としては2,684万円になります。
しかし、予算はケースによっても異なってくるため、あくまでも目安のひとつとして考えましょう。
貯金や年齢、家族構成などの状況で、住居費に充てらえる金額は変わってくるため、ケースに応じた上限を見極めることがコツです。

コツ2：リノベーション前提で探すと検討候補が増える

自分にあった中古住宅の探し方として、リノベーションを前提として考えておくことも、コツになり得ます。
購入してそのままの状態だと、希望条件との異なる部分があり、検討候補から外すと、選択肢が狭くなってしまうこともあります。
効率良く中古住宅を検討する探し方として、リノベーションを前提としておくことにより、選択肢が増えるでしょう。
間取りに対するこだわりも、リノベーションで解決できるケースがあります。
ただし、リノベーションをおこなう場合、工事費用がかかる点に注意点です。
大規模な工事の場合には費用も大きくなる傾向がある一方で、新築の注文住宅の購入費用と比較すると、リノベーションのほうが割安といえる場合もあります。
そのため、費用を抑えながら、自分好みの中古住宅を実現する賢い方法ともいえそうです。

コツ3：周辺環境もチェックしておく

失敗しない中古住宅の探し方として、物件だけでなく、周辺環境もチェックしておくことがコツです。
たとえば、子育て家族の場合、学区がどこになるかなどを確認しておくと良いポイントになります。
もちろん、最寄り駅から中古住宅がある場所までの周辺環境も大切で、先々で不動産売却をする場合にも、重要な要素です。
周辺環境をチェックする目線としては、利便性やアクセスの良さ、子育て環境、地域環境などを見ておくことがおすすめです。
たとえば、利便性を確認するには、中古住宅の周辺にある商業施設を確認します。
日常的に使える、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの位置や、営業時間などをチェックしておきましょう。
また、地域環境であれば、治安や騒音の状況、街の雰囲気などを実際に歩いて確かめてみることが有用です。

中古住宅の探し方で気を付けたい！注意点を解説

家族が長く暮らすマイホームとして中古住宅を探す際には、気を付けたいおきたい注意点もあります。
ここでは、中古住宅の探し方の一環として押さえておきたい注意点を解説します。

築年数でかかる費用が異なる可能性

中古住宅の探し方で、気を付けたい注意点が、築年数です。
築年数の違いによって、購入価格をはじめ、利用できる減税など、さまざまな面での費用がことなってくることが注意点になります。
築年数を経た中古住宅になる価格が安いことが魅力である一方、減税の面では制度が少ないです。
また、中古住宅は、修繕やリフォームも視野に入れながら、費用を準備しておくことも賢い探し方といえます。
物件をチェックするときには、間取りなどのほかにも、構造も確認するようおにしましょう。
1981年以前に建てられた中古住宅のなかには、現行の新耐震基準に適合しない住宅もあります。
安全面でも、築年数は注意点の目安となります。

住宅ローンを利用できない場合がある

築年数が30年以上の場合、金融機関によっては、借り入れの条件から対象外とされてしまうケースがあることが注意点です。
不動産購入に住宅ローンの利用を想定されているケースは多いため、気を付けたいポイントといえます。
対策としては、気に入った中古住宅が見つかった時点で、事前審査を受けてみることが、ひとつの手段です。
事前審査に通過すれば、住宅ローンの正式な本審査にも通る可能性があると判断できます。
ほかの方法としては、住宅ローンのなかには、築年数に上限を設けていない商品もあります。
そのような住宅ローンのなかから、借り入れを検討するのも良いでしょう。
もし、特定の住宅ローンで利用を検討しているものがあれば、先に中古住宅の築年数に関する制限が設けられていないかを確認しておくことがおすすめです。

まとめ

中古住宅から自分にあった物件の探し方として、こだわりの整理をしておいたから探すことは、基本となります。
また、気に入った中古住宅を見つけることや、見つかったときにスムーズに内覧をおこなうには、早めに不動産会社に相談しておくことがおすすめです。
内覧時など、建物だけでなく、周辺環境もチェックしておくと、よりマッチする物件が検討しやすいでしょう。