住宅ローンは変動金利と固定金利どっちにすべき?それぞれの特徴を解説
マイホームの購入ではたくさんのお金がかかるため、住宅ローンを組むのが一般的です。
住宅ローンには金利のタイプが固定と変動の2種類あり、申し込み時にどっちにするか決める必要があります。
しかし、不動産の購入は日常的におこなうものではないので、どっちにするかお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
今回は変動金利と固定金利どっちにすべきなのか、それぞれの特徴や、どうやって金利が決まるのかについて解説します。
岡山県笠岡市で不動産の購入をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
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目次
住宅ローンは変動金利と固定金利どっちにすべき?変動金利の特徴は?
まずは、金利をどっちにするか悩んだときのために、変動金利の特徴について解説します。
変動金利とは?
変動金利とは、借り入れしたあと、定期的に金利が変わる種類です。
金利が変わることによって、毎月の返済額も変化することになります。
住宅金融支援機構が実施しているある調査では、変動金利を選んだ方は全体の約68%でした。
固定型を選択した方はおよそ11%、残りの20%ほどの方が固定期間を選べる種類を選んでいます。
変動を選んでいる方がとても多く、現在はさらに利用者が増えています。
どっちかお悩みになったときは、利用者数を参考にするのも一つの方法です。
特徴
主な特徴として、下記が挙げられます。
●返済額が変わる
●金利が低い
●返済計画を立てにくい
変動金利は先述のとおり、金利が変わることによって、毎月の返済額も変わるのが大きな特徴です。
市場金利の動向に合わせて変わるので、借り入れしている期間内に返済額が変わるリスクがあります。
上昇すれば支払い額が多くなり、下落すれば少なくなるでしょう。
また、金利が低いことも、変動金利のメリットです。
今は0.5%を下回ることも多く、超低金利時代が続いています。
これまで借り入れ額の2倍になっていた総返済額も、減少傾向にあります。
どっちか迷っていても、金利を見て最終的に変動金利を選ぶ方も多いです。
ただし、返済額が変動するがゆえに、返済計画が立てにくくなることに注意しなければなりません。
「金利が低い=リスクを回避できる」と考えて決めてしまうと、いざ上昇したときに困ってしまいます。
利息が増えてしまえば、その分元本の減りが遅くなってしまうでしょう。
上昇したときのために、貯金をしたり無理なく支払える価格の物件にしたりといった、工夫が必要です。
ちなみに金利は半年に1回のペースで見直されますが、実際に返済額が変わるのは5年に1度となります。
また、125%ルール(前回の125%以上は超えない)があるので、突然支払い金額が増えるわけではありません。
どっちか迷って変動金利を選択したとしても、返済に備える準備期間があります。
向いているケースとは?
住宅ローンを組むときに、変動金利に向いているのは、金利の低さを重視する方です。
先述のとおり、今は超低金利時代となっており、今は0.5%を下回ることも少なくありません。
金融機関によっては、もっと低くなっているところもあるでしょう。
利息が増えるリスクがあるものの「とにかく毎月の支払い金額を抑えたい!」という方に適しています。
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住宅ローンは変動金利と固定金利どっちにすべき?固定金利の特徴は?
続いて、住宅ローンを組むとき、金利をどっちにするか悩んだときのために、固定金利の特徴について解説します。
固定金利とは?
固定金利とは、契約したときの金利が完済まで続く種類です。
変動することがないので、毎月一定の支払い金額をキープすることができます。
市場金利が変化しても、住宅ローンには影響しないので、安心してマイホームを購入することが可能です。
特徴
主な特徴として、下記が挙げられます。
●返済計画を立てやすい
●金利が下落しても恩恵を受けられない
●変動金利より利率が高い
特徴としてまず挙げられるのが、返済計画を立てやすいことです。
変動金利を選んだ場合、契約時に支払い総額や毎月の返済額を知ることができます。
住宅ローンの利息が増えることがないので、毎月一定の金額を支払えばOKです。
お子さまの教育資金やマイホームのメンテナンス時期、自動車の買い替え時期なども無理なく支払えるよう計画できるでしょう。
住宅ローンを組むときに、どっちかお悩みなったときは、資金計画の立てやすさを一つのポイントにしてみてください。
しかし、金利が下落しても恩恵を受けられないことがデメリットです。
金利が下がった場合、それに合わせて毎月の支払い金額も減ることになります。
変動金利ならお得になりますが、固定金利は契約当初のままです。
いくら下落しても支払い額は一定となり、損した気持ちになるかもしれません。
また、金利が高いこともデメリットの一つです。
一定の利息となる分、契約時から割高な金利を支払うことになります。
住宅ローンを組むときにどっちか迷ったときは、メリットとデメリットを比較し、選ぶのがおすすめです。
どっちか決められないときや、どっちが自分に適しているのかわからない場合は、不動産会社にご相談ください。
期間選択型とは?
固定金利は、完済まで利息が一定な種類に加えて、一定期間だけ固定する種類があります。
それが期間選択型というものです。
契約時から10年間は固定金利で、10年を経過したタイミングで変動か固定を選ぶことができます。
10年後に上昇していた場合、そのまま固定金利を選べば得をするでしょう。
向いているケースとは?
住宅ローンを組むとき、固定金利に向いているのは、支払い金額を一定にしたい方です。
先述のとおり、変動タイプは市場金利の動向に合わせて変わるので、借り入れしている期間内に返済額が変わるリスクがあります。
住宅ローンの支払いで不安を抱えたくない方は、固定タイプを選ぶのがおすすめといえるでしょう。
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固定と変動どっちか迷ったときはチェック!それぞれの利率はどうやって決まる?
最後に、変動と固定の金利はどうやって決まるのかについて解説します。
変動タイプはどうやって決まる?
変動の場合、どうやって決まるのかというと、一般的には短期プライムレートを基準にしています。
短期プライムレートとは、金融機関が信用できる会社に対して融資をする際の、最優遇貸出金利の一つです。
1年以内といった、短期の貸出金利を指します。
短期プライムレートは、日本銀行の政策金利に左右されるのが特徴です。
固定タイプはどうやって決まる?
固定の場合、一般的には10年国債の利回りを基準にします。
国債とは国が発行する債券のことで、国は投資家から融資を受けて利子を支払います。
利回りとは投資金額に対して得られる、利益の割合のことです。
どうやって金利が決まるのかが気になるところですが、固定の場合は社会情勢によって決まるといえるでしょう。
上がるか下がるかは誰も予測できない?
変動と固定、どうやって金利が決まるのかということを解説しました。
しかし、上がるか下がるかといったことは、誰にも予測できないのが現状です。
住宅ローンを組む際に、どっちか迷った場合、変動リスクにどの程度対応できるかが判断基準の一つとなります。
住宅ローンの返済は長くおこなっていくものなので、適したほうを選ぶ必要があります。
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まとめ
変動金利とは借り入れしたあと、定期的に金利が変わる種類で、支払う金額が増えるリスクがあります。
固定金利は契約したときの金利が完済まで続く種類で、返済計画を立てやすいことや、市場金利の影響を受けずに済むことなどがメリットです。
金利がどうやって決まるのかを知ったうえで、どっちにするかを決めるべきといえます。
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