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岡山県笠岡市はどのようなエリア?住環境などから住みやすさをご紹介

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岡山県笠岡市はどのようなエリア?住環境などから住みやすさをご紹介

岡山県といえば、県庁所在地の岡山市や、白壁の美観地区がある倉敷市が有名です。
笠岡市は倉敷市に隣接していますが、「笠岡市という地名は初めて聞いた」という方もいるかもしれません。
そこで今回は、笠岡市にお引っ越しをご検討中の方に向けて、笠岡市の概要や住みやすさをご紹介します。
ぜひ、お引っ越し先を検討する際のご参考になさってください。

笠岡市の住みやすさ①概要

笠岡市の住みやすさ①概要

笠岡市は、岡山県の南西部に位置する人口約4.4万人(令和6年11月末時点)の市です。
岡山県井原市、浅口市、浅口郡里庄町、小田郡矢掛町のほか、広島県福山市、海を隔てて香川県と隣接しています。
市の南部には瀬戸内海が広がり、そこに浮かぶ笠岡諸島と呼ばれる島々も笠岡市の一部です。
市の北部は緑豊かなエリアで、海にも山にも恵まれた自治体だといえます。
隣接する福山市は広島県南東部に位置し、約45.5万人(令和6年11月末時点)と広島県内で2番目に多い人口を誇る市です。
JR笠岡駅からJR福山駅までは15分(乗り換え0回)で到着するため、笠岡市は福山市のベッドタウンとしても人気を集めています。

笠岡市の沿革

現在の笠岡市の市制が施行されたのは、1952年のことです。
1953年、1955年、1960年と3度にわたり市域を広げ、117.9k㎡の都市となりました。
笠岡市自体は戦後まもなくの施行ですが、笠岡市北部で長福寺裏山古墳群が見つかっており、5~6世紀には有力な豪族の支配下にあるエリアだったと考えられています。
笠岡市が発展するきっかけとなったのは、鎌倉時代から室町時代の間に陶山氏が築いた笠岡山城ではないかといわれています。
築城にともなって整備されたエリアが、現在の笠岡市です。
江戸時代には長く徳川氏の直轄地であり、明治に入ると倉敷県に属したあと、深津県(のち小田県に改称)の県庁所在地となりました。
まもなく小田県は岡山県に合併され、笠岡市エリアは現在に至るまで岡山県に属しています。
1891年には山陽線が開通し、備中地方の産業・交通・文化の要として発展しました。
1889年の笠岡市エリアの人口は、約4.7万人だったといわれています。
笠岡市の市制が施行された1952年は約3万人でしたが、1960年代前半は7万人を超えて人口のピークを迎えました。
その後は、時代の移り変わりもあって人口の増加が落ち着き、2040年には3.6万人前後になると考えられています。
笠岡市の方針
笠岡市は数年に一度市の総合計画を定めており、2025年度が「第7次笠岡市総合計画」の最終年度です。
先ほどご紹介した、人口減少が笠岡市の喫緊の課題となっており、第7次笠岡市総合計画では人口減少に対応するための地方創生への取り組みに焦点があてられています。
笠岡市の戦略の柱は、「経営戦略“稼ぐ”」「活性化戦略“賑わう”」「未来戦略“輝く”」「安定戦略“安らぐ”」の4つです。
たとえば、地域の第一次産業・観光産業などを活性化させて仕事を生み出し、雇用にともなう人口増加を町おこしにつなげることを目標としています。
また、子育て支援にも力を入れ、子どもや高齢者が増加しても安心して暮らせる、災害に強く住みやすい町づくりを心がけていることも特徴のひとつです。

笠岡市の住みやすさ②住環境

笠岡市の住みやすさ②住環境

笠岡市の住みやすさを、「交通アクセス」「買い物環境」「安全対策」の3つにわけてご紹介します。

交通アクセス

冒頭でご紹介したとおり、笠岡市にあるJR笠岡駅から広島県福山市にあるJR福山駅までは15分(乗り換え0回)です。
そのほか、近隣の主要駅までの所要時間と乗り換え回数は以下のようになっています。

●JR倉敷駅:26分・乗り換え0回
●JR岡山駅:40分・乗り換え0回


JR倉敷駅とJR岡山駅からは、岡山空港までのリムジンバスが出ています。
各駅から岡山空港まではリムジンバスで30分程度であるため、飛行機をよく利用する方にも便利なエリアです。
また各地域へは自動車でのアクセスも良く、所要時間は次のようになっています。

●福山市:8分
●倉敷市:18分
●岡山市:26分


上記はいずれも、山陽自動車道を利用する場合の所要時間です。
自動車をお持ちの場合は空港までのアクセスがさらに良くなり、次のようになります。

●岡山空港:42分
●広島空港:60分


こちらも山陽自動車道を利用する場合の所要時間です。
広島空港へはJR福山駅からリムジンバスも出ていますが、1時間以上かかってしまうため、自動車の利用をおすすめします。

買い物環境

JR笠岡駅周辺には飲食店の並ぶ駅前通りやコンビニエンスストアがあるほか、駅の向かいは複合型ショッピングモールです。
複合型ショッピングモールにはスーパーマーケットや100円均一ショップ、レストラン、カフェなどが入居しており(令和6年11月時点)、食品・日用品の買い物や飲食ができます。
駅前でありながら、広い駐車場を有しているため、JR笠岡駅から離れた場所にお住まいでも自動車でアクセスしやすいでしょう。
交通アクセスの良さを生かして、福山市や倉敷市まで出かけると、さらにさまざまな買い物を楽しめます。

安全対策

笠岡市は温暖少雨の気候で、災害も少ないエリアです。
しかし、過去の阪神淡路大震災の教訓を生かし、賃貸物件における家具の転倒防止措置の紹介や、子どもにも対応した「ももたろうの防災ガイドブック」の作成など、防災意識の向上に努めています。
防犯面においては、迷惑電話防止機能付き電話機器の購入費用や、街路灯照明設備の設置・取り替えのための費用を助成するなど、犯罪が起こりにくい安全な町づくりに力を入れていることが特徴です。

笠岡市の住みやすさ③子育て支援

笠岡市の住みやすさ③子育て支援

ここまで笠岡市の住みやすさをご紹介しましたが、子育て支援が充実している点も笠岡市の住みやすさの理由のひとつです。
最後に、お子さまと一緒に笠岡市へのお引っ越しをご検討中の方に向けて、笠岡市の子育て支援を3つの「多い」に着目してご紹介します。

「保育施設」が多い

笠岡市内には幼稚園(公立1園)・保育園(私立1園)・認定こども園(公立6園、私立8園)・事業所内保育施設(3施設)・認可外保育施設(5施設)と多くの保育施設があり(令和6年度時点)、子どもを預けやすい環境です。
この結果、令和6年度時点で笠岡市の待機児童数はゼロとなっています。
病児・病後児保育や休日保育、ショートステイに対応している施設もあり、いざという時でも柔軟な対応が可能です。

「公園」が多い

笠岡市には、かさおか太陽の広場、笠岡総合スポーツ公園、恐竜公園、古代の丘スポーツ公園などの広々とした公園が複数存在しています。

●かさおか太陽の広場:花見や散歩が楽しめるほかローラースケート場やBMXコースなども利用できる
●笠岡総合スポーツ公園:冷暖房を完備した大小のアリーナやトレーニング室、こども広場などがあり食事も楽しめる
●恐竜公園:国内初の本格的な恐竜公園で、等身大の恐竜や古代の植物が展示されている
●古代の丘スポーツ公園:自然と古代ロマンをテーマとしたレクリエーション施設が多くあり、長福寺裏山古墳群ともつながっている


個性豊かな公園が多く、目的やお子さまの興味に合わせて行き先を選択できる点が、笠岡市の魅力のひとつだといえるでしょう。

「助成金の種類」が多い

笠岡市では、中学生まで(満15歳に達する日以降の最初の3月31日まで)の通院費と、高校生等まで(満18歳に達する日以降の最初の3月31日まで)の入院費が無料です。
令和元年10月からは、幼児教育・保育の無償化も始まり、笠岡市内に住むすべての3歳児から5歳児クラスの子どもと、市民税非課税世帯の0歳児から2歳児クラスの子どもの利用が無料となっています。
このほか、大人の風しん予防接種費用、不妊・不育治療費、おたふくかぜ予防接種費用なども助成対象です。

まとめ

笠岡市は、岡山県の南西部に位置する市であり、広島県福山市のベッドタウンとしての一面があります。
福山市のほか倉敷市への交通アクセスも良く、電車や自動車で都市部まで出かけやすいことが特徴です。
子育て支援も充実しているため、お子さま連れの方にもおすすめのエリアだといえます。


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